USDT|TRC20とERC20の違い
プロが解説します
🍀🍀このページで解説する内容🍀🍀
USDT|TRC-20とERC-20の違いが知りたい人
- TRC-20とERC-20とは何が違うの?
- おなじUSDTなのに、違いがあるの?
- TRC-20とERC-20の違いが知りたい。
こういった疑問にお答えいたします。
USDT|TRC20とERC20の違い を解説します。
このページをご覧になることで、USDT|TRC20とERC20の違い がはっきりと理解できるようになります。
☰USDT|TRC20とERC20の違い
それぞれ、見ていきましょう。
USDT|TRC20とERC20の違い
USDT|TRC20とERC20の違い
送金ネットワークが違う
USDTのTRC20とERC20で何が違うか?といえば、いちばんの違いは「送金ネットワーク」です。
たとえば…、
USDT|TRC20 の場合には、仮想通貨トロン(Tron)のトロンネットワーク上の仮想通貨トークン規格「TRC20」に基づいて、発行されたトークンです。
USDT|ERC20 の場合には、仮想通貨イーサリアム(Ethereum)のイーサリアムネットワーク上の仮想通貨トークン規格「ERC20」に基づいて、発行されたトークンです。
ですから…、
このように、おなじ「USDT」であっても「TRC20」と「ERC20」では、送受信や保管をするための「送金ネットワーク」に違いがあります。
USDT|送金アドレスと手数料にも違いがある
🍀🍀送信アドレスと手数料も違う🍀🍀
USDT|TRC-20とERC-20では、送金アドレスと手数料にも違いがあります。
1.送金時のウォレットアドレスが違う:
USDT|TRC-20 の場合には、仮想通貨トロン(Tron)のネットワークに基づくウォレットアドレスで送受信ができるのに対して、
USDT|ERC-20 の場合には、仮想通貨イーサリアム(Ethereum)のネットワークに基づくウォレットアドレス(イーサリアムアドレス)でUSDTの送受信ができます。
このように、ウォレットアドレスに違いがあります。
2.送金時の手数料が違う:
USDT|TRC-20 の場合には、トロン(Tron)ネットワーク上でUSDTを送金するため、ごく小額の仮想通貨トロン(Tron:TRX)を消費して送金をおこないます。
USDT|ERC-20 の場合には、イーサリアム(Ethereum)ネットワーク上でUSDTを送金するため、ごく小額の仮想通貨イーサリアム(ETH)を消費して送金をおこないます。
このように、送金時の手数料に違いがあります。
ちなみに、おなじUSDTでも、TRC-20の方がERC-20よりも少ない手数料で送金できます。なぜなら、イーサリアム(Ethereum)では、ネットワーク手数料が高騰しているからです。
USDTとしての価値に違いはありません
USDTとしての価値に違いはありません
1USDT=1米ドルの価値がある
USDTのTRC-20でも、ERC-20であっても、どちらも1USDT=1米ドルに価格がペッグされています。ですから、USDTとしての価値自体に違いはありません。
なぜなら、USDTを発行している「テザー社(Tether)」が、USDTの価値を1USDT=1米ドルと同じ価値になるように相場をコントロールしているからです。
ですから、TRC-20であっても、ERC-20であっても、1USDTの価値に違いはありません。
USDT|TRC-20とERC-20以外にも、たくさんある
USDT|TRC-20とERC-20以外にも、たくさんある
BRC-20、XTZ、SOL、など
USDTは、TRC-20とERC-20以外にも、たくさんの種類があります。
それぞれの発行ネットワークごとに…、
☰USDT|たくさんの種類がある
- USDT BEP-20(バイナンスチェーン)
- USDT ERC-20(イーサリアムチェーン)
- USDT TRC-20(トロンチェーン)
- USDT AVAXC(アヴァランチチェーン)
- USDT BEP-2(バイナンスチェーン)
- USDT MATIC(ポリゴンチェーン)
- USDT XTZ(テゾスチェーン)
- USDT SOL(ソラナチェーン)
このように、発行元のチェーンごとに、バイナンス(BEP-20)やアヴァランチ(AVAXC)、ポリゴン(MATIC)、テゾス(XTZ)など、さまざまな種類のUSDTがあります。
USDTを送受信するためのウォレットアドレスや、送金するための手数料については、それぞれの送金ネットワークに依存します。
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