XRP元帳にAMM実装|優れた特性と将来性

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XRP元帳にAMM実装|優れた特性と将来性

XRP元帳にAMM(自動マーケットメーカー)機能が追加

XRP元帳は、毎秒4000回の取引を可能とする、シンプルな分散型合意(コンセンサス)を特徴とした決済用の元帳です。

XRP元帳には、スマートコントラクト機能などの余分な機能は持たせず、その代わりプロトコルレベルでネイティブな分散型取引所(DEX)が開発当初から組み込まれています。

シンプルな決済用元帳である「XRP元帳」に、今後AMM(自動マーケットメーカー)機能が追加される可能性が高いです。

XRP元帳の概要

XRP元帳は、ジェド・マケーレブ(Jed McCaleb)、デヴィッド・シュワルツ(David Schwartz)、アーサー・ブリット(Arthur Britto)の3人が2012年に開発し、

その後ネイティブトークン「XRP」総発行枚数10億枚のうち、創業者保有分以外のほとんどがRipple社に譲渡されました。

XRP元帳AMM|Ripple社、吉川絵美さんの発言

Ripple社の吉川絵美さん(Ripple社コーポレート戦略担当副社長)の2022年Apex時の発言では、

吉川絵美さんのTwitter発言|AMM(1)

>XRPレジャーでは世界初のDEXが2012年から動いていますが、オーダーブック形式(CLOB)のDEXです。ここにAMM(自動マーケットメイカー)が今後アメンドメントによって追加されると、CLOV+AMMの超最強なDEXになり流動性の飛躍的な向上が期待される。

吉川絵美さんのTwitter発言|AMM(2)

以下のような優位性があります。

①プロトコルにネイティブな形でAMMが導入されるので、スマコンベースのDEXに特有のセキュリティリスクにさらされない

②XRPLにはマイナーが居ないのでフロントランニングがそもそも発生しない(つまりMEVはゼロ)

イーサリアムなどの、スマート・コントラクトに基づくDEXでは、ボットによるフロントランニング(ネットワークに流れこんだ注文を先取りして、BOTにより利ざやを稼ぐ行為)が横行しており、問題視されている状況です。

※MEV= Miner Extractable Value(マイナーが抽出可能な価値)

DEXで「フロントランニングが発生しない」という大きな優位性があります。

 

AMM(自動マーケットメーカー)とは何か?

自動マーケットメーカー(AMM)とは何か?と言えば、

現在主流のAMMは「流動性プールに資金を50:50で預け入れることで、両替の際に発生する手数料による金利を得られる」というインセンティブにより動いています。

※PancakeSwap、UniSwap、等

自動マーケットメーカー(AMM)の仕組み

  • ①一般ユーザーは、資産を50:50の価値で「流動性プール」に預け入れる
  • ②分散型取引所(DEX)で暗号資産を両替したい、別のユーザーが「流動性プール」を活用して、資産Xを資産Yに交換する。(このとき、手数料分が流動性プールに還元される
  • ③流動性プールに資産を預け入れているユーザーは、資産を預け入れるだけで自動的に手数料収入による金利を得られる
  • ④DEXで両替をしたいユーザーは、流動性プールにより安全に低コストで資産を両替できる

⇨板取引によらず「流動性プール」により
安全に分散型で資産を両替できるしくみ

通常のマーケットメイキング(市場の流動性創出)では、マーケットメイカーの板注文により取引がマッチングされますが、AMM:自動マーケットメーカーでは、DeFiのプロトコルにより自動的に注文が処理されるしくみです。

ただし、DeFiであることから、プログラムに脆弱性がある場合にはハッキングによる資産流出の的になるうえ、ETH上のDeFiでは手数料など効率性に問題があるケースがおおいです。

 

XRP元帳のAMMはいつ実装される?

XRP元帳のAMMはいつ実装されるのか?については、未だ公表されていません。

XRP元帳のAMMはいつ実装される?

XRP元帳AMMの実装予定は未だ公表されていませんが、

  • XRP元帳上にCBDC発行の予定(SideChain上)
  • あらゆる資産のトークン化(SideChain活用)
  • XRP元帳によるEVMスマコン・DeFi(SideChain活用)

⇨AMMとの組み合わせで、新たな展開

2022年後半~2023年にかけて、XRP元帳ではSideChain、XRP元帳フック機能、などの重要な機能アップデートが予定されており、これまで利用されてこなかった新たな分野でのXRP元帳活用、および新たなソリューションが開発・発表されることが予測されます。

 

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