フレアネットワーク|FLRとは何か?【暗号資産のプロが解説】

Flare(FLR)

フレアネットワーク|FLRとは何か?
【暗号資産のプロが解説】

フレアネットワーク(FLR)は、2020年8月にトークンのエアドロップを発表した暗号資産プロジェクトです。

🍀🍀このページで解説する内容🍀🍀

フレアネットワーク|FLRが知りたい人

  • フレアネットワークとは何か?
  • 何をするネットワークなの?
  • 暗号資産としての特徴が知りたい。

こういった疑問にお答えいたします。

 

フレアネットワークは、F資産発行+DeFiです。

フレアネットワークは、独自資産Fアセット(F資産)の発行を特徴としたDeFiプラットフォームであり、独自FBAコンセンサスアルゴリズムを採用し、イーサリアムスマコンに対応したブロックチェーンです。

このページでは、フレアネットワーク(FLR)の特徴と仕組みについて、わかるように解説します。

それぞれ、見ていきましょう。

フレアネットワーク|FLRとは?その特徴

フレアネットワーク|FLRとは?その特徴
EVM互換チェーンであり、独自コンセンサス採用

フレアネットワーク|FLRとは?その特徴としては、次のとおりです。

フレアネットワーク|FLRとは?その特徴

  • EVM(イーサリアム仮想マシン)互換チェーン
  • 独自トークンのSpark(FLR)を配布する
  • FBAの独自コンセンサス「Avalanche」
  • Ripple|Xpringの支援を受けている

このように、フレアネットワーク|FLRとは、かんたんに言えば「①EVM互換の、独自コンセンサス(FBA:ビザンチン合意)”Avalanche”を採用したブロックチェーン」であり、「②独自トークンSpark(FLR)を採用している」という状況になります。

フレアネットワークは、PoWやPoSによるコンセンサスではなく、Avalanchと呼ばれる効率的なFBA(ビザンチン合意)によるブロックチェーンです。

さらに、イーサリアム仮想マシン(EVM)に対応しています。

フレアネットワーク|FLR自体が、ブロックチェーンとして特別な機能を持っているわけでもなく、普通にFBAコンセンサスで高性能なEVM互換のブロックチェーンです。

フレアネットワークの特徴①|F資産の発行

フレアネットワークの特徴①|F資産の発行
FLRを担保にした、暗号資産トークン

フレアネットワーク|FLRの大きな特徴の1つに「F資産(F-Assets)の発行」があります。

フレアネットワーク|F資産の発行・償還

フレアネットワーク上の独自トークンである、Spark(FLR)トークンを担保としてロックすることにより、DeFiを通して独自の暗号資産トークンである「F資産(F-Assets)を発行・償還」することができます。

たとえば、フレアネットワークのユーザーである、Spark(FLR)トークン保有者は、フレアネットワーク上で担保額以上の Spark(FLR)トークンをロックすることにより、F資産として「FXRP(FlareXRP)」を生みだすことができます。

この「F資産(Flare-Assets)」は、フレアネットワーク上で償還されるまで別のユーザーにより保有・運用され、償還時には「F資産(F-Assets)」の発行者であるSpark(FLR)保有者が利回りを得ることができます。

つまり、フレアネットワーク上の独自トークンであるSpark(FLR)トークンは、F資産(Flare-Assets)を生みだすための担保としての役割が与えられており…、

Spark(FLR)トークンをフレアネットワーク上の「F資産(Flare-Assets)」の担保として運用することにより、Spark(FLR)保有者は利回りを得ることができます。

これが、フレアネットワーク|FLRの大きな特徴の1つです。

フレアネットワークの特徴②|オンチェーンオラクル

フレアネットワークの特徴②|オンチェーンオラクル
F資産の担保比率、担保が足りているか?を判断する

ブロックチェーン上で担保資産(F資産|Flare-Assets)を発行するとき、Spark(FLR)トークンと、発行されるF資産(たとえば、FXRP)との価格の基準値を知る必要があります。

何かしらの方法で(外部から取得、または分散型オラクル、など)により、Spark(FLR)トークンと、発行されるF資産(たとえば、FXRP)との価格の基準(1XRPあたり、何Sparkトークンなのか?)を知らなければ、どのくらいの担保でF資産を発行できるのかが分かりません。

この、F資産(Flare-Assets)とSpark(FLR)トークンとの、担保比率を決めるための価格レートを正しく取得するためのしくみが、オンチェーンオラクル(分散型オラクル)です。

オンチェーンオラクル(分散型オラクル)が「1XRPあたり、今いくらか?」を正しく表示することにより、フレアネットワーク上で安全に「F資産(Flare-Assets)の担保比率、担保が足りているかどうか?」を決めて、判断することができます。

フレアネットワーク|FLRが正しく安全に運用されるために、分散型オラクル(オンチェーンオラクル)のしくみが運用される予定です。

フレアネットワークの特徴③|F資産はいつでも交換可能

フレアネットワークの特徴③|F資産はいつでも交換可能
1FXRP=1XRPで交換できる

フレアネットワーク上でエージェント(Spark(FLR)保有者)により発行されたF資産(Flare-Assets)は、原資産と1対1で交換可能です。

たとえば…、

  • Spark(FLR)を担保に、FXRPが発行される
  • FXRPは、XRPと同等の価値を持つ
  • XRP保有者は、1XRPを送り、1FXRPを受け取る
  • 1FXRPは、1XRPといつでも交換可能
  • エージェント(Spark保有者)は、FXRPとXRPの交換に応じる

このように、フレアネットワークでは、原資産であるXRPを特定のアドレスに送信することにより、フレアネットワーク上のF資産(F-Assets)である、FXRPを受け取ることができます。

XRPはあくまで一例であり、今後XRP以外の資産にも対応していく予定です。

フレアネットワークの特徴④|DeFiによる利回り生成

フレアネットワークの特徴④|DeFiによる利回り生成
ステーキング、流動性マイニング

フレアネットワークのメインネットはいまだ公開されていませんが、フレアネットワークはDeFi|分散型金融による利回り生成を提供します。

フレアネットワーク|DeFiによる利回り生成

  • F資産(F-Assets)の利回り生成
  • 流動性マイニング(流動性スワップ)

このように、フレアネットワーク|FLRは EVM|イーサリアム仮想マシン に対応した、効率的なFBAコンセンサスのブロックチェーンであり、DeFiによる利回り生成(イールド生成、流動性マイニング)に対応します。

特に、マルチチェーンのF資産(F-Assets)によるDeFiでの利回り生成が注目されています。

フレアネットワーク|そのほか

StateConnector(状態コネクタ):
フレアネットワーク外部の出来事を知らせるオラクル

StateConnectorは、認証プロバイダーによりフレアネットワーク外部の出来事(トランザクションの送信や、今日の天気など)を取得し、フレアネットワークの外側の出来事をフレアネットワーク内に組み込むことができます。

LayerCake(レイヤーケーキ):
フレアネットワークと外部の暗号資産を接続する

LayerCake(レイヤーケーキ)は、フレアネットワークの外側の資産をフレアネットワークに接続し、フレアネットワーク上のF資産(Flare-Assets)とシームレスにやり取りするための仕組みです。

まとめ

まとめ
EVM互換スマコン+高性能FBAコンセンサス

フレアネットワーク|FLRとは何か?を簡単に言えば…、高性能な独自FBAコンセンサス(Avalanche)を採用した、EVM互換のスマコンブロックチェーンという事になります。

※さらに、独自トークンのSpark(FLR)を実装しています。

フレアネットワーク|FLRの目的・仕組み

ところで、一番特徴的なのは フレアネットワーク|FLRの目的・仕組み であり、その目的は分散型オラクルの価格提供により、DeFiの仕組みを活用して Spark(FLR)トークンによる担保付資産「F資産(Flare-Assets)」を発行・償還することにあります。

Spark(FLR)トークンの保有者は、DeFiにSpark(FLR)トークンをロックすることにより「F資産(Flare-Assets)」を発行し、その発行・償還手数料により利回りを得ることができます。

分散型オラクルの仕組みにより F資産(Flare-Assets)の価格は、原資産と1対1にペッグされ、あらゆる現実世界の資産は「F資産(Flare-Assets)」として、フレアネットワーク上に表現することができます。※株式、債券、コモディティ、など

フレアネットワークでは「F資産(F-Assets)の発行・償還」および「F資産によるDeFi」が大きな注目を集めています。

 

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