DacidSchwartz氏による2024年未来予測

DacidSchwartz氏による2024年未来予測

Ripple社CTOである DavidSchwartz氏は、RippleX開発者向けDEVブログ内で「ブロックチェーンの未来に対する先見の明ある展望」というブログ記事を公開しています。

面白そうな内容なので、日本語でおつたえします。

まとめ
  • ステーブルコインによる通貨革命:金融の再構築
    • あらたな為替回廊の創設
      (米ドルへの依存を減らす)
    • とくに中東で顕著
      (ステーブルコインによる貿易決済)
  • RWA:トークン化
    • 流動性向上による市場価値の向上
  • その他
    • DIDによるDEX利用の活発化
    • X-ChainBridgeおよびEVMSideChain
    • ゼロ知識証明と簡潔な非対話型知識議論

ステーブルコインによる通貨革命:金融の再構築

貿易金融のステーブルコイン決済

Ripple社CTOであるDavidSchwartz氏は、RippleX開発者ブログの記事内で「貿易金融のステーブルコイン決済がますます活発になる、米ドルへの依存を減らす」とみています。

この変化はとくに中東で顕著だと述べています。

中東でのステーブルコインによる貿易決済が活発になることで、金融機関はそのためのソリューション(RippleNet等)の導入が進むだろうと予測しています。

あらたな為替回廊の創設

ステーブルコインによる貿易決済は、これまでにない新たな為替回廊を切り拓き、米ドルへの依存を減らすと予測しています。

とくに、Ripple社は中東MENA地域でのかかわりを深めており、今後中東でおおきな動きがみられるかもしれません。

RWA:トークン化

トークン化による流動性の向上

Ripple社CTOであるDavidSchwartz氏は、RWA:トークン化が活発化することで、金融資産の流動性が向上し、市場での価値が向上するだろうと予測しています。

その他

DIDによるDEX利用の活発化

XLS-40ではXRP元帳:DIDが提案されています。W3Cにより標準化:2022年8月(Ver:1.0)されており、互換性があります。※ただし、抽象的な定義のため、実装方法は周辺技術との組み合わせが肝になります。

DID:自体は、単なる識別子です。X:Twitterのユーザー名:@XXXXのようなものです。

DavidSchwartz氏は、DIDにより金融機関がDeFiに前向きに取り組めるようになると予測していますが、いつになるやら…。

X-ChainBridgeおよびEVMSideChain

X-ChainBridgeはXRP元帳に相互運用性をもたらします。

EVMSideChainは、XRPにスマートコントラクトをもたらします。

ゼロ知識証明(ZKP)と簡潔な非対話型知識議論(SNARKS)

ZKPとSNARKSによりトランザクションスループットが向上し、相互運用性が大幅に進歩すると予測しています。

金融ブロックチェーンでは、ZKPとSNARKが中心になると予測されています。

 

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